non-freeなファームウエアが必要になるNICを持つPC/サーバにDebianをインストールする方法

完全フリーのLinuxディストリビューションであるDebianですが、DebianをインストールしたいPC/サーバにnon-freeなファームウエアが必要なNICがあると、インストーラは認識してくれません。これは、インターネットを経由したインストールを行いたい場合、致命的です。その場合は、以下のURLにあるDebianインストーライメージを利用しましょう。

Index of /cdimage/unofficial/non-free/cd-including-firmware

なお、現在このイメージを使わないとDebianをインストール出来ないサーバは、以下のとおりです。

  • HP ProLiant G360 G5

Linuxメモ

Google Code Archive - Long-term storage for Google Code Project Hosting.

Linuxで任意のビデオデータを入力とし、それをデバイスから出力してるように見せかけるデバイスドライバ。vloopback というドライバが存在するが、カーネルがV4L1コンパチでないとコンパイルができない。カーネル2.6.38からは、V4L1のサポートが打ち切られていることから、今後はこちらが使われると思われる。

ちなみに、ドキュメントには2.6.28オンリーとあるが、2.6.38-rc6で、コンパイル、インストール、動作テストをしてみても、特に問題はなかった。

GitHub - google/google-authenticator: Open source version of Google Authenticator (except the Android app)

Googleが一部のサービスで適用している二重認証の実装。PAMモジュールのソースがあるので、簡単に設置できる。ただし、照合キーを取得するには、iPhone/Android/Blackberryのいずれかのスマートフォン端末が必要。

感想

初日は平日でしたが、結構人がいたことに驚きました。OSSへの関心の高さは未だ健在!という感じでした。セミナーについては、優先順位付けの関係上、参加できなかったのもいくつかありましたが、概ね満足できる内容でした。

ブログに載せるネタ収集でセミナー中、いろいろ書き留めていったのですが、その行数が500行を超えてしまいどうまとめるか悩みましたが、結局あんまりまとまりませんでしたね。次回はもっとまとめられるようにしたいです。

シェルスクリプトとテキストデータで基幹システムを構築!「ユニゲージ手法」最新技術セミナー

単機能のコマンドを作成し、シェルスクリプトでそれらをまとめてアプリケーションにし、基幹業務システムを作るという講義でした。実際に大手の採用事例もあるようで感心しました。
 

「ユニケージ開発手法」とは

メリット・デメリット

メリットはバッチ処理。デメリットは操作性、ビジュアル

考え方

UNIXの考え方に則る。

  • 小さいことは素晴らしい
  • ひとつのプログラムにはひとつの機能を
  • 効率より移植性
  • データはテキストで保管する
  • シェルスクリプトでアプリケーションを書くこと

など

基本思想
  • モデル化しない
    • システムは業務の中にあるという考え
    • 設計は確認のために行う
  • データ中心主義
    • データは大事。
    • 各アプリケーション間のインターフェースはファイル。そうすることで構造をシンプルにできる。
  • 完全分散型
特徴
  • ワンプログラム・ワンフロー
  • まずデータを整理してから、アプリケーション開発に移る。

Samba最新動向

最近全然動向をチェックしていなかったSambaですが、Version4からは、ファイルサーバというより、ActiveDirectoryのドメインコントローラ替わりになるようです。ファイルサーバはおまけの位置になるかも、とのこと。そっち行っちゃうんだwと驚きました。

Version3系列動向

  • Windows7対応
  • IPv6対応
  • AD関連の互換性強化
  • などなど

Version4について

ほぼADに関わることのみの対応、ファイルサーバ関連はまだ開発初期段階。

  • グループポリシー対応
  • DRS(ディレクトリ複製サービス)対応
  • 依存するライブラリが統合された(LDAPなど)
  • DC(ドメインコントローラ)機能は、WindowsServer2008並。

かそうかんきょう こいばな

virtioについて非常に専門的なところまで追求した濃い内容でした。あまりにも濃すぎてメモとってません(ーー。ただ、実環境上では数命令で動く処理が、仮想環境上になるといろいろあって数千命令必要になり動作が重くなるということがわかっただけでも収穫です。